建設会社がつくった作業所

未来のとびらは、創業61年の建設会社ハゼモト建設がつくった事業所です。同じ建物に建設会社と一級建築士事務所があります。だからできることが、いくつかあります。

2人で新築の床を点検しているところ
新築の現場に行きます
パソコンで間取り図を作っているところ
建築CADを触ります
作業台を置き直した木工作業場
作業場があります

施主様より先に、新築の家に入ります

「傷チェック」という仕事があります。完成間近の建物に入り、傷や汚れがないかを見ていく作業です。簡単な汚れはその場で消し、傷には目印をつけて図面に書き込みます。後日、職人さんが直します。

この仕事は、場合によっては施主様よりも先に、新築の家に入ることになります。打合せの段階から入念にデータを確認しますが、それでも現場でないと分からないことがたくさんあります。

床の傷を確認しているところ

役割は、体つきで決まります

背の高い人が壁・天井・据え付けの収納を、背の低い人が床を担当します。「これはどうかな」「これはそういうものなのかな」と迷うときは、二人で背伸びをしたり、床に這いつくばったり、遠くから見たりして判断します。

それでも判断がつかないときは、同行している管理者が確認します。

素人だからこそ、見つかる

記録には、こう書かれていました。

「最初は『新築の家に入れる!』とワクワク気分で行くのですが、ひとたび『傷チェックモード』に入ると、普段の生活では見過ごしそうな傷や汚れを次々と見つけます。チェックをするのが素人だからこそ、職人さん達が一度は見落とした傷や汚れが分かるのかもしれません。

できないことを数えるのではなく、その人だから見つかるものがある。この仕事は、それがはっきり形になります。

記録を読む(2026年6月)

建築CADで、間取りを引きます

事務の作業では、いろいろな建築物の図面を数多く見ます。2026年6月には、建築CADソフト「ARCHITREND Modelio(モデリオ)」で間取りをつくることに挑戦しました。

1階にLDKと畳コーナーを置き、2階に洋室3部屋とバルコニーを入れる。難しかったのは、決められた枠の中に部屋やキッチン、トイレをパズルのように配置していく作業でした。「あれ、トイレが入らない」「キッチンはこっちの方が使いやすいかな」と試行錯誤が続きます。

すべて入力して「立体化」を押すと、平面だった図面が一瞬で立体の家になります。「わぁ〜!すごい!」と、その場にいた全員が声を上げたそうです。

記録を読む(2026年6月)デジタル作業について

道具と材料と場所が、最初からあります

「何かつくってみよう」と言ったとき、材料を買うところから始めなくてすみます。母体の建設会社に木材が届き、電動工具があり、使ってよい作業場があるからです。試作を3つ重ねることもできます。

丸のこで板を切っているところ

工具を扱う作業です

電動ドリル、丸のこ、電動のこぎり。使う前には毎回、安全確認と危険予知を行います。つくった方も「安全確認をしっかり行うのを心がけています」と話しています。

片付いたあとの作業部屋

作業場も、自分たちで

木工の部屋は、もとは倉庫でした。2025年5月、山積みの資料をPDFにし、不要なものをシュレッダーにかけて、木材加工の部屋に変えました。

ここで生まれたものはこちらのページに、1日の過ごし方は1日の流れにまとめています。作業に応じてお支払いする工賃のこともあわせてご覧ください。

母体のこと

商号ハゼモト建設株式会社
創業1965年(昭和40年)法人化。創業から61年
事業木造注文住宅、非住宅(医院・介護施設など)の設計・施工
建設業の許可福岡県知事許可(特-4)第26333号
建築士事務所ハゼモト建設株式会社 一級建築士事務所
福岡県知事登録 第1-20825号
所在地〒802-0064 福岡県北九州市小倉北区片野4丁目12-10(未来のとびらと同じ建物です)

事業所が長く続くかどうかは、ご本人にとってもご家族にとっても大きなことだと思います。母体が61年続いている会社であることは、ひとつの答えになるかもしれません。

相談支援専門員の方へ

「ものづくりに興味がある」「パソコンをやってみたい」「体を動かす作業が向いている」——そうした方に、練習ではなく、実際に使われる仕事をご案内できます。

  • 建築・図面化・DIY 木工、新築現場の傷チェック同行、制作物づくり(屋内の作業です)
  • デジタル作業 建築CAD(ARCHITREND/Modelio)、図面に関わる事務作業
  • そのほか、農業、軽作業。パン・食品加工はいまお休みしています

受け入れの条件、送迎の範囲、医療的な配慮でお引き受けできる範囲は、相談支援専門員の方へのページにまとめています。FAXでのお申し込み用紙もご用意しています。

特別支援学校の先生へは、実習の受け入れについてのご案内を別に用意しています。実習では木工・パソコン・ジャムの製造をご体験いただけます。

見学・体験のご相談

作業場も、つくったものも、見学でご覧いただけます。ご本人からでも、ご家族・相談支援専門員の方からでも、お気軽にご連絡ください。

電話 093-931-1025(月曜日〜金曜日 9:00〜18:00)/FAX 093-931-0927
〒802-0064 福岡県北九州市小倉北区片野4-12-10